カテゴリー: 放射能

2013.01.11
本格除染に着手
田村市復興組合による「ムシムシランド一帯」の本格的な除染に向けた作業が始まりました。
スカイパレスときわ、クロカンコース、遊具施設、バンガロー、カブトムシ自然観察園と非常に広範囲な除染になります。
まずはどの程度放射能による汚染があるのかを11月から細かく測定を開始。
それを地図に落として概要の把握が終了しております。
その測定結果を受け12月21日に環境省 福島環境再生事務所の技術士にお越しいただき、除染を行う事業者に効率的な除染方法をアドバイスしていただきました。
その様子を簡単にご紹介します。
まずはクロスカントリーコース周辺を計測しながら除染の方法を検討
ウッドチップ
斜面や岩
側溝
比較的線量の高い高架水槽付近
地形や場所、材質によって放射線量がバラバラなためできるだけ細かく除染の方法を検討しています
スカイパレス前庭の芝生
特殊な刈り払い機を使って深刈り実験
遊具施設での測定と除染作業の方法を決定
画像はありませんが「カブトムシ自然観察園」も周囲20mまで範囲を広げ大規模に除染することが決定しました
雪解け後ただちに着手する除染では、できるだけ子供やその保護者の皆様に安心して遊びにお越しいただけるよう丁寧な作業を実施してまいります。
12月21日の計測をもとに1月9日には放射性物質の付着状況を可視化できる「ガンマカメラ」を使っての計測も行いました。
このカメラを使うことによって比較的広範囲に放射性物質の流れが目で感覚的に確認できます
田村市とこどもの国ムシムシランドでは、ご来場いただく皆様の不安を、少しでも解消できるよう精いっぱいの除染を実施いたします。
除染が完了しても使用していなかった遊具施設の整備や改修が必要となります。
そのため25年度も遊具施設は休園となりますが、宿泊施設「スカイパレスときわ」や「カブトムシ自然観察園」は業者が行う大規模な除染により、今まで以上に安心して遊びに来ていただけると信じております。
まだまだ時間がかかりますが皆様の応援をよろしくお願いいたします。