カテゴリー: カブトムシ
2015.07.04
雌雄モザイク型クワガタ展示します
「カブトムシ自然観察園の開園に合わせ『カブト屋敷』で展示してください」と福島市の男性から寄贈いただいた「雌雄モザイク型トカラノコギリクワガタ」をご紹介します
今年5月上旬に羽化したそうですので、何とかカブト屋敷開館期間内は生きている状態で飼育展示できるようスタッフ一同、飼育に努めております
【雌雄モザイク型とは】
昆虫は、時に細胞分裂の際の異常によって体に雄雌の特徴が混じり合ったものが生まれることがある
混ざり方にはいろいろあって細胞分裂のいつの時期に以上が起こるかによって決まるらしい
体のちょうど半分で雄雌と分かれているもの、体の前後で分かれているもの、まったくごちゃごちゃなどいろいろなものがある
特にこのクワガタのように体の正中線でちょうど半分ずつのものや、体の前後で分かれているものは大変に貴重で神秘的だとされている
これを雌雄モザイクとか雌雄型、専門用語で(Gynandromorpho)というそうです
カブト屋敷には、2007年に雌雄モザイク型カブトがムシムシランドの飼育場で羽化し現在はカブト屋敷内に標本として展示されている
7月18日から開館いたしますので、このクワガタが生きている間に見に来てください
展示中の「雌雄モザイク型カブト」